子どものころは肩コリなんて・・・
毎日、肩こりに苦しんでいるあなた。つらいですよね。悪化すると頭痛や吐き気も引き起こすかもしれません。PC作業があるから、子どものだっこが重いから・・・理由はいろいろあるでしょうが、いかがでしょう?小さいころは肩こりありましたか?かくいう私は小学生のころから肩こりに苦しんでいましたが、さすがに幼稚園の頃はありませんでした。
「子どもなんだから当たり前」?
「子どもなんだから、当たり前でしょ?!」と言われそうですが、ではなぜ大きくなると肩がこってくるのか?一つの原因は「子どもは筋力がないから」だと思います。
「筋力がないから肩がこらない??」
「え??筋力がないから肩がこらない?筋力がないから肩がこる、じゃないの??」と思いますか?違うんです。子どもはまだ筋力が弱い→重たい頭を支える筋肉が弱い→転ばないように、正しい姿勢で立ったり、走ったり、座ったりしている→肩がこらない!・・・という理屈なのです。
重力に逆らわなければいいのです!
こちらの写真、左の子供は骨盤の上に頭も体も一直線に乗っています。これが重たい頭を支えるのに一番楽な姿勢。対して、右の大人は骨盤の上に頭はありますが、背中は曲がっています。背もたれがあるので背中は楽ですが、首と肩周りは頭が前方に落ちないよう、ギュッと収縮して固まっています。これが長時間つづくと筋肉の血行が悪くなり、肩こりになります。子どもは自然に、重力に逆らわない方法をしっているのですね!
なぜ大きくなると肩がこるのか?
ではなぜ、成長するとできなくなるのか。それは、筋力がついてきて、悪い姿勢でも頭を支えられるようになったから!そして、長時間同じ姿勢でいなければならなくなったから!子どもはじっとしているのがキライだし、同じ場所に10分といられないはず。じっと座っていなさい!といっても無駄なのは、じっとしている筋力がないから、とも言えます。
上の写真にうつる大人たち、みんな背中や首にかけて筋肉を緊張させて、頭を支えています。この姿勢をずっとつづけたら、肩がこるのもしかたがないわけです。
重力に逆らわない工夫
それはわかっていても、同じ作業を続けざるを得ない大人は、できるだけ重力を利用して余計な筋肉を固まらせないようにしましょう。そしてときにはストレッチをして体を動かしましょう。立つときも座るときも、頭は骨盤の上にのせる。PC作業が長いなら、その姿勢で作業できるよう、PCを最適な位置に動かします。
立っているときはおしりの穴をギュッと絞めて、胸を張るような姿勢をとります。下半身は木のねっこのようにしっかりと力が入り、上半身はリラックス。骨盤に力が自然と入るようになれば、余計な力がなくなり、姿勢による肩こりはなくなります。
1時間に1度はストレッチ!
肩こりに苦しんでいる人は、たいてい猫背です→胸とわきの下が縮んでいます。左右30秒ずつ3セットずつ、以下のストレッチをしましょう。つまり1時間にうち3分で楽になります!
まとめ:肩こりを悪化させないために
重力に逆らって首を傾けつづける、同じ姿勢の作業が続けば、肩がこるのも当たり前。自由に動き回れない大人は、うまく3分ほど時間を作って、ストレッチなどのセルフケアをしましょう。