ぎっくり腰になった!
ある瞬間に、とつぜん襲ってくる腰の激痛。いわゆる「ぎっくり腰」。正確には「急性腰痛」といいます。「くしゃみや咳をした。」「イスから立ち上がろうとした。」「子どもを抱っこした」・・・いろいろな話を聞きますが、共通するのは「なにかの動きによって起こった」こと。大きなストレスが起こった時に、背骨周辺の小さな筋肉が捻挫したり切れたりした状態です。
1、まずは氷で冷やす
スポーツで捻挫したら、まずは冷却しますよね。ぎっくり腰も同じです。「湿布をはりましたが・・・」とよく言われますが、湿布より氷のほうが有効です。手軽なのは、アイスやケーキを買ったときについてくる保冷剤。ハンカチなどでくるんでから、痛い部分にあてます。直接肌につけると、凍傷の危険があるので注意です。腹まきやコルセットなどで固定すると簡単です。
2、楽な体勢をとる
簡単には動けないと思いますので、エビのようにまるまって横向きに寝ましょう。もうこうなったら仕事も家事もあきらめるしかありません!なんとしてでも休みましょう!
3、足を踏んでもらう
協力してくれるひとがいたら、足を踏んでもらいます。手でほぐしてもかまいません。足の裏から少しずつ。びっくりするほど痛いかもしれませんので、優しく、すこしずつほぐしてもらいましょう。太ももの裏までほぐせるようになれば、だいぶ軽くなってきていると思います。動けるようになってきたら、すこしずつ歩いて体を動かしましょう。動いたほうが、体の機能は回復していきます。
4、「自分の姿勢
はどうだったかな~?」と考えてみる
それにしても、なぜぎっくり腰になったのでしょう?おそらくその数日前から、なにか兆候を感じていたのでは?腰が痛いとか、ベッドから起き上がるのがつらいとか・・・いそがしくて自分の体をいたわる暇がなかったのでは?そういう状態を「骨盤力が低下している状態」と呼びます。正しく機能していなかったので、本来ならこないはずの部分に負担がきていたのでしょう。
おしりの穴、しまってますか?
骨盤力がきちんとしている状態は、おしりの穴がきゅっとしまっているかどうか、です。逆に、骨盤力が低下していると、おしりの穴に力をいれづらくなります。ためしに骨盤の角度をいろいろかえて、おしりの穴に力がはいりやすいのがどの角度か、調べてみるといいと思います。一番入れやすかった角度が、骨盤力のつよい状態です。いつも力を入れられる状態でしょうか?気を付けてみてくださいね。